2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古鏡?都機?等どう読む? 正法眼蔵(13)

P11古鏡コキヤウ 自己の正体が、万法の真実を照らすはたらきを P23 鏡は是れ陰陽の本、三鏡あり、天地人。此の鏡、無視なり、無聴なり。 P24 太宗の「人を鏡とする」は、自己を鏡とするなり。五行(天地運行の 真理)を鏡とするなり、五常(仁義礼智信)を鏡とするなり。 人面鏡…

恁麼?観音?どう理解する?正法眼蔵(12)  

402恁麼インモ そのように。このように。生の真実? 無上菩提? 409 風の鳴るにあらず、鈴の鳴るにあらず、心シンの鳴メイなり。といふは、 能問ノウモン(聞く人)の恁麼時の正当シヤウタウに念起あり(鳴ったという 思いが起る)。この念起を心といふ。この心念若しなくは、いかでか …

不惜身命!面壁9年の坐破! 正法眼蔵(11)

344行持(下) 真丹シンダン初祖(菩提達磨)の西来東土は雲煙幾重なりの嶮浪なりと かせん。不知の国に入らんと、身命を惜しまん凡類、想いよるべから ず。伝法救迷情の大慈よりなれる行持なるべし。 345 何れの生縁か王宮にあらざらん(生まれた所がその人の王宮)、何…

一日不作一日不食!行持?正法眼蔵(10)

297行持ギヤウヂ(上) 仏道修行の生活を続けること 仏祖の大道、必らず無上の行持あり。道環して(ぐるぐる廻って) 断絶せず、発心・修行・菩提・涅槃、暫くの間隙ケンギヤクあらず、行持 道環なり。この故に、自らの強為カウイにあらず、他の強為にあらず、 不曾染汚フゾウゼンワの行…

正しい坐禅の仕方 (その2) 正法眼蔵(9)

224坐禅儀(つづき) 正身シヤウシン端坐タンザすべし。左へそば立ち、右へ傾き、前にくヾまり、 後ろへ仰向くことなかれ。必ず耳と肩と対し、鼻と臍と対すべし。 息は鼻より通ずべし。唇・歯相付くべし、目は開すべし、不張不微な るべし(見開きすぎても、つむりすぎてもいけな…

正しい坐禅の仕方 (その1) 正法眼蔵(8)

199古仏心コブツシン 古仏の道を参学するは、古仏の道を証するなり 204 「作麼生是ソモサンシ牆壁瓦礫シヤウヘキグワリヤク」と問取し、道取すべし。 205 答話せんには、「古仏心」と答取すべし。古仏心は牆壁瓦礫なり。 208大悟ダイゴ 本来の悟りを深めていくこと 216 諸仏の大悟は衆…

彼岸への智慧の般若心経ほか!正法眼蔵(7)

P62摩訶般若波羅蜜マカハンニヤハラミツ 般若心経の導入部分を説く 色即是空なり空即是色なり色是色なり空即空なり、苦集滅道クジフ メツダウ(苦と煩悩善悪業の集まる因を滅し寂静の涅槃に入る)なり。 P72仏性ブツシャウ 一切衆生はすべて仏である 釈迦無尼仏言、「一切衆生、悉有仏…

現成公案!現実はその侭真実!正法眼蔵(6)

P53現成公案ゲンジヤウコウアン あらゆる物事には、迷悟あり、修行あり、生あり、死あり、諸仏あり、 衆生あり。我に非ざる万法には、惑いなく悟りなく、諸仏なく衆生 なく、生なく滅なし。仏道もとより豊倹(貧富)より跳出せる故に P54 生滅あり迷悟あり生仏(衆生と仏)あり。迷…

仏法は自他に拘らず学ぶべし!正法眼蔵(5)

P40(問15)この行は、今末代悪世にも、修行せば証を得べしや? (答15)教家(天台宗等経典による説法)に名相ミヤウソウ(名目と教義)を 異とせるに、なお大乗実教には、正像末法(滅後千年で末法)を別 く事なし。修すれば皆得道すと云ふ。 P41(問16)仏法は本より自己にあり…

坐禅に戒律厳修の規定は?正法眼蔵(4)

P31(問9)かの上代の師、この法を会得せりや? (答9)会エせば通じてむ(会得していたら通達したに違いない) P32(問10)「いたずらに閑坐(坐禅)して、一生を過さん、何の俟つ(期待) ところかあらむ」といふは、まことに諸仏諸祖の道にかなへりや? P33(答10)全く仏法にあ…

坐禅は即ち安楽の法門なり!正法眼蔵(3)

P25(問5)三学(戒・定・慧)の中に定学あり、六度(布施・持戒・忍辱・精進・ 智慧・禅定の六波羅蜜=パーラミ=修行)の中に禅度あり。共にこれ一 切の菩薩の初心より学ぶ所、利鈍を別かず修行す。今の坐禅もそ P26 もその一つなるべし、何によりて如来の正法蒐めたりと云ふ? (答…

何故、坐禅を勧めるのか? 正法眼蔵(2)

P23(問4)わが朝テウに伝われる所の法華宗・華厳教、共に大乗の究竟なり。 況や真言宗の如きは、即心是仏、即心作仏と云うて、多劫(長期) の修行を経る事なく、一座に(一度修行の座に)五仏(大日など) の正覚シヤウガクを唱ふ、仏法の極妙といふべし。しかあるに、今 云ふ所の…

坐禅 ・仏法の大著を拾読み!正法眼蔵(1)

P11辨道話ベンドウワ 自受用三昧に遊化ユケするに端坐坐禅を正門とせり。 未だ修せざるには現われ、証せざるに得る事なし(修行で実証を) P13 大宋国にして禅林の風規を見聞し、知識の玄旨を稟持ヒンヂせしを、 印し集めて参学閑道の人に遺して、仏家の正法を知らしめん…

毎朝!十句観音経。開経偈と懺悔文?

毎朝三唱? 延命十句観音経 観世音 南無仏 カンゼーオン ナームーブツ 観音様に帰依します 与仏有因 ヨーブツウーイン 仏様との因縁に助けられ 仏法僧縁 ヨーブツウーエン 仏法僧のご縁で学び 与仏有縁 ブッポウソウエン 仏様の智慧生かされ 常楽我浄 ジョウラクガージョウ 楽しく、清らかに 朝念観…

坐禅和讃を、念の為、読替えると!

生きとし生けるものは もともと 仏様 水と氷のようなもので 水と離れて氷がありえないように 衆生の外に 仏様はいない みんなの間近にいるのに 遠いところばかり探していて 儚い夢みたい 例えば池で泳ぎながら 喉が渇いたと道行く人に水を頼むようなもの 金…

誰でも解る!白隠禅師の「坐禅和讃」

衆生シュジョウ本来仏ホトケなり 水と氷の如くにて 水を離れて氷なく 衆生のほかに仏なし 衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ 譬タトえば水の中に居て 渇カツを叫ぶが如くなり 長者チョウジャの家の子となりて 貧里ヒンリに迷うに異ならず 六趣ロクシュ輪廻の因縁は 己オノレ…

般若心経とは?「大いなる幸せの詩」!

総てお見通しの観音様は、深い修行を重ねられ、この世の本当の姿は、 総て「空」だと悟られて、人々を苦脳や災厄からお救いになりました。 シャーリーよ、形あるものは、実在している様に見えても、刻々と変り 過ぎ去っていきますね。一瞬一瞬変化して、二度と戻ってこ…

「般若心経」を読んでみませんか?

魔訶般若波羅蜜多心経 マカハンニャハラミタシンギョウ 観自在菩薩カンジーザイボーサー 行深般若波羅蜜多時ギョウジンハンニャーハーラーミータージー 照見五蘊皆空ショウケンゴウンカイクウ 度一切苦厄ドーイッサイクーヤク 舎利子シャーリーシー 色不異空シキフーイークウ 空不異色クーフーイーシキ 色即是空シキソクゼークウ 空即是色クーソクゼーシキ 受…