キリスト教の偽善!アジア回帰で地球再生

19世紀、西洋医学が東洋に輸入された時、東洋の伝統的な開業医
は、西洋の歴史上類例の無い事だが、新医学採用に進んで参入した。

西洋の人々が、東洋から輸入したものはただ一つ、18世紀ほど前
キリスト教だけであるという事実とは、明らかに対照的である。

以来、西洋は、東洋に起源をもつすべての哲学的、思想的なものに
門戸を閉ざし、金、銀、ダイヤモンド、石油、宝石、香辛料、香水、染料
等の快楽と安楽を与えてくれるあらゆるものを東洋から奪ったの
である。こうしてイギリスやフランスは強大な帝国を築いたので
あるが、それは堂々とキリスト教の信義を蹂躙するものであった。

東洋の人々は自らの全財産ばかりか先祖伝来の領土さえ供した。
彼等こそ真に「汝の敵を愛せ!右の頬を打たれたら左の頬を出せ」
というイエスの教えに従う人々であった。もし今日東洋の人々が
西洋の侵略者に刃向うとするならそれは彼等が侵略者に倣ったか
西洋のキリスト教の偽善にうんざりしたからである。 東洋人に
とって西洋化されたキリスト教は、誘拐され、暴行され、骨抜きに
され、そして捨てられた、最愛の一人娘の如きものだ。

西洋世界で受け入れられたあと、キリスト教は象徴化され、時代
遅れとなり、個人や社会の日常的な問題を解決するのには非実用
的なものとなってしまった。今こそ我々は、無限の宇宙に対する
キリスト教の概念を生物学的、生理学的、実用的に翻訳した新版、
マクロビオティック"絶対の健康と無限の幸福への道案内"を実践
し始めなくてはならない。ここに「東と西の会合」の真義がある。

1966年「世界恒久平和案」「意志教育五十年の実験報告」を発
表、著者は七十四歳でこの世を去った。しかし、遺志を継ぐ同志
たちによってその哲学と正食法は益々広められ、日本より欧米に
おいて、桜沢如一(Georges Ohsawa)の名は知られている由。

本質は正食法を基盤とした人間教育家の面と、東洋(特に日本)
の世界観、哲学、医学、文化、生活法を、自ら西洋に乗り込んで輸出
した精神文明の貿易家としての活躍に瞠目すべきであろう。

マクロビオティックは、フランス語のMacrobiotique(真生活法)
からで、欧米では日常語として通用している。

玄米ご飯にゴマ塩、タクアン、梅干。一口百回噛み、水二合以内
10日間なら誰でも実行でき危険は無い。純正食品厳守のこと。
地球上の生物として禅の精進料理を見直し、幸福と平和への道
を生きることを、よくよく考えてみては如何なものであろうか?
 
☆ゼン・マクロビオティックに興味を持っていただく為に!